こんな風にひどく蒸し暑い話

一人飯のおかずになるブログ「こんな風にひどく蒸し暑い話」を毎日更新。2週間で10万PVを突破したかった。「ミスチルを聴けば大体の病は治る」「どうせ死ぬならとち狂え」が持論。友達が少ない。ドM界の貴公子というドブみたいな自己PRで人材系会社に営業として就職後、転職サイトの運営会社へ。全日本ノーフレンド協会理事長。

仕事に効く箭内さんの金言 【ブックレビュー】871569

こんにちは。

今日の一冊はこちらです。

 

◆「871569」―箭内  道彦 (講談社)

 

◆推奨ターゲット

・新入社員の方

・前向きな気持ちになりたい方

 

◆1分要約

・「広告することは、応援すること」。

・広告クリエイティブを通して、人や世の中を応援してきた箭内道彦氏。

・「走る、変わる、漂流する、つくる、ドキドキする、生きる」の6章で構成。

・今を生きる全ての人に向けて、箭内氏の仕事観・人生観が読み取れる159の言葉を収録。

・編集部曰く、よりリアルな言葉を抽出するために、社員とのメールからも金言を探したという。

 

初めてこの本を読んだのは、僕が大学4年生の頃だったかと思います。

当時、宣伝会議さんのコピーライター養成講座に通っていたため、箭内さんは僕の憧れの存在でもありました。

で、なぜ今更6年前の本を引っ張り出してきたかと言うと、つい先日、箭内さんが昔言っていたことを、自分の言葉のように呟いていたことに気が付いたからです。

テーマは、「ライブ」の強さについて。

箭内さんは、「ライブの強さというのは、とにかくオープニングの1曲目にあると思っています。」と言っています。

そしてその理由として、

“最初の一音が鳴った瞬間に心拍数が一気に上昇するあの感覚。5000円のチケット代のうち、4900円はもうそこで使い果たしてしまうと言っても過言じゃない。だから遅刻は絶対駄目。あのミラクルな体感を逃すのは、本当にもったいない。”

とも仰っています。

で、僕が先日無意識に語った内容がこちら。↓

“何年か前にも言ったけど、ライブというものは、開演〜〜始まりの1曲目に公演代の7割が含まれているような気がするのだ。その時の、心臓を剥き出しにされてグイグイ引っ張られるような独特の高揚感は、僕のショボい人生ではそう多く味わえるものではないのだ。”

…うーん(笑) ニュアンス思い切りパクっていましたね。笑

でも、これは本心で、ちょうどミスチルのホールツアーの開演10分くらい前の心境を綴ったものだったのです。

思い返すと、当時は殆どそんな感覚はなかったような気がします。でも、何度もライブに行って、箭内さんの言う通りだと思いました。

時が経っても心や頭に残ることはそれほど多くはないと思うのですが、この、「人の心や頭に残す力」が箭内さんは異常なほど高い気がします。タワレコの「NO MUSIC, NO LIFE.」とか、「きっかけは、フジテレビ」とか(CP)。

せっかくなので、共感点に面白いと思った内容を少しご紹介。

 

 

◆共感点 

1 走る より

なりたい職業より、やりたいこと。(P22)

⇒曰く、“ディズニーで働くことも、ラーメン屋になることも、「人を喜ばせたい」という動機は一緒のはず”と。

トイレに入ったら、「できないことを悔やむより、できたことを喜ぼう」って日めくり暦に書いてあって、つまんないなぁと思いました。(P42)

⇒曰く、“できたことを喜ぶより、できないことを悔やみたい”方が良いと。

 

2 変わる より

金髪なのにイマイチなことやってたらカッコ悪い。(P57)

⇒前職の上司も似たようなことをよく言っていました。自分を追い込むんですね。

 

3 漂流する より

僕らみたいな天才じゃない人間が生きていく道は、「誰もやったことない探し」しかない。(118P)

⇒“天才”と呼ばれてきた箭内さんの苦悩が垣間見える言葉です。

 

4 つくる より

大きい仕事を小さい仕事のようにやり、小さい仕事を大きい仕事のようにやる。これ大事。(P159)

⇒この言葉、昔何度か表彰のコメントで引用させてもらいました。最小サイズの原稿だからと言って、手を抜くのは違う。

その表現に触れた人の人生を、明日からどう変えることができるか。(P168)

⇒広告の本質ですね。

 

5 ドキドキする より

いまみんなが知りたいことって、結局「これは消化試合か、本気の試合か」ということだけなんです。(P181)

⇒曰く、“本気のことにしか誰も感動しない”とのこと。まさに。

 

6 生きる より

すべての人生は十代で終わってしまうんだと僕は思う。それぞれにあの頃の自分を肯定したり否定したり、その後の長い長いアンコールを生きてゆく。(P210)

⇒何でこんなにカッコいいことを言えるのでしょうか…笑

 

 

いかがでしょうか。

他にもこの本には沢山の言葉が詰まっているのですが、箭内さんから生まれる言葉は、全てきちんと裏付けがありますよね。

自己啓発本は胡散臭くて好きじゃない」という方にもオススメです。

後ろ向きになってしまう時は、一人の生き方を覗いてみるのも手かもしれません。